こんにちは、小型キャンピングカーレンタル会社のスタッフをしているナオです！
最近、車内に水道設備をつけるメリット・デメリットを考えたのでご紹介します。
目次
「車内で水道が使えたら便利じゃない？」
https://vanlifecustoms.com/vincent-vango?incrediblelaundryroom=3642900177
始めた当初は、日帰りで楽しむことが多かったバンライフ。
最近は、泊まりでバンライフイベントに参加したり、車中泊キャンプを楽しむ仲間と一緒に出掛けたりと、バンの中で寝泊まりすることが増えました。
現在、車両には水道設備をつけていません。
なので、寝る前に歯を磨くためだけに車外に出なければなりません。
歯磨きはめんどくさい
正直、大人になっても歯磨きはめんどくさいです。
「はみがきじょうずかな～♪」と楽しいリズムに騙されながら歯磨きをしていた頃と変わりません。
水道設備のない車で車中泊をすると、歯磨きのために靴を履いて外へ出なければいけません。
ただでさえめんどくさい歯磨きが、よりめんどくさく感じられます。
「いやいや、めんどくさいなら車外にいるタイミングで済ませなよ。」
そんな声が聞こえる気がします…。
でも、バンライフNight routineは、眠くなるまでお菓子片手に車内ナイトシアターが個人的定番と決まっていまして…
そうすると、歯磨きは就寝前のタイミングになってしまいまして…
毎回、イヤイヤ車外のトイレや流しに行って、歯磨きをしていた私は思いました。
「車内で水道が使えたら便利じゃない？」
キャンピングカーの水道ってどうなってるの？
歯磨きはめんどくさいですが、めんどくささを減らすための手間は惜みません。
さっそく、キャンピングカーの水道の仕組みを調べます。
キャンピングカーの水道設備に必要なもの
まず、ざっくり必要なものは、この4つ。
- 給水タンク
- 給水ポンプ
- ホース
- 排水タンク
あらかじめ、給水タンクに水を溜めておいて、給水ポンプで水を蛇口に組み上げる。
使った水は排水タンクに溜められるという仕組みのようです。
排水タンクにたまった水は、キャンピングカーを使用後に自身で排水処理する必要があります。
（キャンピングカー仲間に聞いたところ、海外のキャンピングカーだと排水タンクなしで車外に垂れ流す排水パターンもあるそうです…水がダダ洩れの車があったら周りがちょっと心配になりそうなのでこのパターンはなしで…。）
気になるのは衛生面
仕組みを理解したところで、ふと気になりました。
「溜めておいた水って口に入れて大丈夫？」
水も腐ると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？
衛生面が気になり始めたので、こちらも調べてみます。
くみ置き水の保存期間は常温で3日程度
東京都水道局のホームページによると、水道水には消毒効果のある塩素が含まれており、その効果が持続するのは下記の通りとのことです。
塩素の消毒効果は、直射日光を避けて常温で保存すれば３日程度、冷蔵庫で保存すれば１０日程度持続します。
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/shinsai/onegai/kumioki.html
清潔な給水タンクに水を溜めて使えば、3日程度は雑菌が繁殖せずに飲料水として使えるようです。
ホースや給水ポンプを経由する場合はどうなるの？
東京都水道局の同ページに、くみ置く際の留意事項も紹介されていました。
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/shinsai/onegai/kumioki.html
- 清潔で蓋のできる容器に、できるだけ空気に触れないよう、口元まで一杯に水道水を入れてください。
- 浄水器を通したり、沸かしたりすると、消毒用の塩素が除去されてしまいます。必ず蛇口から注ぎ、沸かさずに保存しましょう。
- くみ置きした水は雑菌が入らないよう、直接口を付けずにコップなどに注いでから飲みましょう。
「できるだけ空気に触れない」ことが、雑菌繁殖防止のポイントのようです。
キャンピングカーの水道設備では、水はホースや給水ポンプを経由します。
ホースや給水ポンプの中に残った水は空気に触れるため、雑菌が繁殖する可能性が高い気がします。
給水タンクをいくら清潔にしても、途中のホースや給水モーターに雑菌がいたら元も子もありません。
水道をつけるメリット・デメリット
ここまで調べてみて、自分なりにメリット・デメリットをまとめてみました。
結論：キャンピングカーに水道設備はつけない
今回、水道設備をつけたかったのは、歯磨きをしたかったからです。
考え方に個人差はあると思いますが、給水ポンプやホースを経由した水を口に入れるのが少し心配なので、歯磨きのために水道設備を作るのはやめました。
手洗いができるのは便利ですが、今のところ除菌シートで十分です。
ただ、釣りによく行く方やサーフィンをする方などは、汚れ物をサッと流すのに水道設備があると便利だと思います。
Youtubeや個人ブログで自作の水道設備を紹介されている方もいるので、みてみるといいかもしれません。
キャンプ場やRVパークで、暗闇から「はみがきじょうずかな～♪（シャカシャカ…）」と聞こえたら、それはたぶん私です。優しく見守ってください。
ではまた～！
バンライフスタイルの車両をレンタルしてます！
Couch Wheelsでは、小型キャンピングカーと主要グッズをセットで貸出しています。
主要グッズのなかにはポータブルバッテリーやカセットコンロ、アウトドアチェアなどが含まれているため、ほとんど手ぶらでバンライフスタイルを楽しめるのが魅力です。
テント設営をしなくても、居心地が良く、リラックスできる空間が作れます。
＼車両予約だけでおでかけ準備完了／
公開まで今しばらくお待ちください。
SNSでシェア